2021.12.01
建物の防水を考えたとき「シーリング」はとても大きな役割を果たしています。
しかし、シーリングとは何かをご存知でしょうか。
ここでは、シーリングについて説明します。
▼シーリングとは
建物の外壁のつなぎ目や、外壁とサッシの隙間を埋める目地重鎮剤のことを「シーリング」といいます。
シーリングは、雨水が隙間から侵入することを防いだり、地震などによって衝撃が加わったときに衝撃を吸収する役割を果たしています。
シーリングを適切に施工することによって、建物が守られるのです。
しかし、シーリングは約10年で寿命がくると言われています。
使用環境によっては10年以内でも劣化が見られることがあります。
そのため、定期的にシーリングの状態を確認し、劣化が進んでいる場合には補修工事を行う必要があります。
▼シーリング材の種類
シーリング材は大きく分けて次の4種類です。
・湿気硬化型:空気中の水分と反応して硬化する
・乾燥硬化型:溶剤や水が揮発乾燥することにより硬化する
・非硬化型:表面に酸化皮膜を形成する
・混合反応硬化型:主剤と硬化剤を混ぜ合わせ、化学反応によって硬化する
▼シーリング工事の手順
①現在のシーリング材を取り除く
②シーリング材を埋め込む場所をきれいに掃除する
③バックアップ材やボンドブレーカーを取り付ける
④マスキングテープで養生する
⑤プライマーを塗る
⑥シーリングガンと呼ばれる器具を使用してシーリング材を充填する
⑦ヘラを使って圧着する
▼まとめ
シーリングは雨水や衝撃から建物を守る重要な役割を果たしています。
しかし、時が経つにつれて劣化していくものなので、定期的にメンテナンスをしましょう。