2022.02.08
「家の外壁タイルが剥がれてしまった…!」という方は多いでしょう。
なぜ外壁のタイル剥がれが起きてしまうのでしょうか。
ここでは、外壁のタイル剥がれについて説明します。
▼外壁のタイル剥がれの原因
外壁のタイル剥がれが発生した場合、以下の3つの原因が考えられます。
■素材の劣化
鉄筋コンクリートの構成は、鉄筋→コンクリート→モルタル→タイルになっています。
この各素材は、湿度や気温の変化によって膨張と収縮を繰り返しています。
素材によって膨張や収縮の度合いが異なることが、タイル剥がれの原因です。
■化学反応による中性化
タイルとタイルの隙間から、紫外線や雨水が侵入すると、強アルカリ性に保たれている接着剤の中性化が進みます。
接着剤が中性化することで、タイルと下地の密着が弱くなり、タイル剥がれの原因となります。
■コンクリート下地の問題
コンクリートの上にモルタルを塗らず、タイルを直貼りしている場合、タイル剥がれが発生しやすいです。
コンクリートの表面はつるつるしていて、タイルとの密着度が低いことが原因です。
▼タイル剥がれが起きたときの対処法
外壁のタイル剥がれが発生してしまったら、どう対処したら良いのでしょうか。
■タイル剥がれが部分的の場合
数枚だけタイル剥がれが発生した場合は、そこだけもう一度タイルを貼り直すことができます。
■全体的なタイル剥がれがある場合
現在のタイルの上に新しい外壁を被せることができます。
全てのタイルを剥がして貼り直す作業よりも費用が安いため、おすすめです。
▼まとめ
外壁のタイル剥がれは、ほとんどが建物の老朽化が原因です。
外壁には耐用年数があり、補修時期の目安となるので、定期的にメンテナンスを行いましょう。