2022.03.01
外壁にタイルが使われている建物は、タイルの落下に注意です。
なぜ外壁タイルが落下してしまうのでしょうか?
ここでは、外壁タイルの落下原因について説明します。
▼外壁タイルが落下する原因
■経年劣化
外壁タイルは日々紫外線や雨風にさらされています。
高耐久と言われているタイルですが、少しずつ劣化が進んでいるのです。
気温が高くなると外壁タイルが膨張し、気温が低くなると外壁タイルは収縮します。
これを何度も繰り返していると、下地材と外壁タイルを密着させている接着剤が劣化し、外壁タイルが剥がれ落下します。
■たたき不足
外壁タイルを下地材に接着するとき、強い圧力を加えて密着度を高めます。
圧力を加える作業を「たたき」といいますが、このたたきが不足している場合に外壁タイルの剥離と落下に繋がります。
■モルタルの質が悪い
下地材と外壁タイルの間の接着剤の役割をしているのがモルタルです。
モルタルの質が悪いと、外壁タイルの密着が弱くなり、落下に繋がります。
■左官の技術不足
外壁タイルの施工工事を行う職人のことを「左官」と呼びます。
左官の技術力が高ければ高いほど、キレイな外壁が仕上がります。
左官の技術が未熟な場合、外壁タイルがうまく密着せず、落下してしまう可能性が高まります。
▼外壁タイルが落下することによる問題点
外壁タイルが落下した落下地点に人がいた場合、硬いタイルが直撃し事故につながります。
また、車があった場合には傷つけてしまうため、外壁タイルの落下が起きないよう注意すべきです。
▼まとめ
外壁タイルの落下の原因は、ほとんどが劣化です。
外壁タイルは高耐久ですが、定期的なメンテナンスを行いましょう。