コラム | 防水工事や補修工事をお考えなら【株式会社Mind's Roof】

コラム

シーリング材の種類について

2021.12.05



建物の外壁のつなぎ目や、外壁とサッシの隙間を埋めるシーリング材が建物を守る役割を担っています。
シーリング材にはいろいろな種類があることをご存知ですか?
ここでは、シーリング材の種類について説明します。

▼シーリング材の種類と特徴
シーリング材の種類によって特徴が異なるため、使用環境や使用箇所によって使う種類が変わります。

■シリコン
【特徴】
・耐久性に優れている
・価格が安い
・プライマーなしでも施工可能(密着性が高い)
・乾燥が早い

【使用場所】
・ガラス周り
・キッチン周り
・浴槽周り

【注意点】
シリコンはシリコンオイルが出続けるため、上から塗装ができません。
そのため、塗装を行う際にはシリコンを除去しなければいけないので要注意です。

■変形シリコン
【特徴】
・使用用途が幅広い
・上から塗料が塗れる

【使用場所】
・サッシ周り
・モルタルやコンクリートの目地
・屋根材や金属の目地
・接合部のシール

【注意点】
硬化後、上から塗装可能ですが、塗料によってはべたつきが生じたり、はじいたりする可能背があるので要注意です。

■ウレタン
【特徴】
・耐久性が高い
・変形シリコンより価格が安い
・上に塗装可能で、汚染が少ない

【使用場所】
・サッシ周り
・ウレタン防水の下地処理
・モルタルやコンクリート、タイルの目地

【注意点】
紫外線に弱いので、露出箇所には使用できません。
また、アルコールと反応することで硬貨不良が発生するため、要注意です。

■アクリル
【特徴】
・湿っていても施工可能
・上から塗料が塗れる

【使用場所】
・ALCのパネル目地

【注意点】
耐久性がないため、リフォームではほどんど使用されません。

■ポリサルファイド
【特徴】
・耐久性が高い
・ごみやほこりが付きにくい

【使用場所】
・カーテンウォールや石目地

【注意点】
柔軟性がないので、収縮の大きい金属類への使用は避けた方が良いでしょう。

▼まとめ
以上がシーリング材の種類と特徴です。
特徴を活かして施工箇所を決めることで、建物がきれいに長持ちします。

記事一覧

  • 2023.04.02

    防水工事はどれくらいの頻度で行えばいいの?

  • 2023.03.01

    防水工事でトラブルに遭ったときの相談先は?

  • 2023.02.03

    防水工事の選び方について

  • 2023.01.05

    防水工事の種類にはどんなものがあるの?

  • 2022.12.03

    ウレタン防水工事の手順