2021.12.09
シーリング材は、時が経つにつれて劣化していきます。
劣化を放置し続けると、雨漏りやシロアリ被害等の深刻な事態になりかねません。
そのため、定期的なメンテナンスが必要ですが、その目安はどれくらいでしょうか?
ここでは、シーリング材の耐用年数について説明します。
▼シーリング材とは
そもそもシーリング材とは、家の部材と部材をつなぐ役割を担っているものです。
シーリング材による継ぎ目がしっかりしていないと、建物のトラブルにつながります。
■シーリング材の役割
・地震などの揺れによる衝撃を吸収し、亀裂を防ぐ
・雨水の侵入を防ぐ
・建物の気密性を保持する
▼シーリングの耐用年数は?
一般的なシーリング材の耐用年数は、約10年と言われています。
しかし、使用環境や使用箇所によってはその通りでないので注意が必要です。
例えば、寒冷地では凍結と融解によって収縮が繰り返されるため、シーリング材に圧力がかかり劣化が早く進みます。
■シーリング材が劣化するとどうなる?
シーリング材の劣化により、ひび割れや隙間が発生します。
ひび割れや隙間から雨水が侵入し、雨漏りしたり建物内部の木材が腐ったりします。
劣化の症状が見られたらすぐに補修工事を行いましょう。
▼シーリング材の補修方法
シーリング材の耐用年数が経過したり、劣化の症状が見られたりしたら、すぐに補修工事が必要です。
補修工事には以下の2種類があります。
・打ち増し:現在のシーリング材の上からシーリング材を足して補習する
・打ち替え:現在のシーリング材をすべて取り除いて新しくする
▼まとめ
シーリング材は約10年ごとの補修工事が必要です。
シーリング材の施工から10年以上経っている場合や、シーリング材の劣化が見られたら、業者に補修工事を依頼しましょう。