2021.11.05
ビルやショッピングモールなどの大型施設では、アスファルト防水の施工が行われます。
アスファルト防水は、古くから使われている信頼性の高い防水工事ですが、どのように施工されるのでしょうか。
ここでは、アスファルト防水工事の流れについて説明します。
▼アスファルト防水工事とは?
アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを含ませコーティングした、シート状のルーフィングを貼り重ねて形成する工法です。
アスファルト防水のメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
・防水性能を確保しやすく、低コスト
・防水層が厚く連続するので、水密性が高い
・耐用年数が長く、メンテナンス回数を減らすことができる
【デメリット】
・施工時に臭いがある
・木造建築には向いていない
・紫外線が当たると硬化して劣化するため保護が必要
▼アスファルト防水工事の流れ
アスファルト防水工事には3種類の工法があります。
それぞれの工法を行う前に、古くなった防水層を撤去したり、下地を整えたりする作業がありますが、全ての工法に共通しているため、省略します。
では、それぞれの工法の流れについて説明していきます。
■熱工法
①工事用のアスファルトを溶解窯で溶かす
②アスファルトルーフィングシートを溶かしたアスファルトで貼る
③2~4枚のアスファルトルーフィングシートを貼り重ねる
■常温工法
①アスファルトルーフィングシートにゴムアスファルト粘着層をコーティングする
②改質アスファルトシートを下地に貼り付ける
③①のアスファルトルーフィングシートを下地に貼り付け密着させる
■トーチ工法
①ガスバーナーでシート裏面のアスファルトと下地を炙る
②アスファルトを溶解させながら押し広げて張り合わせる
▼まとめ
アスファルト防水工事には、以上の3種類の工法があり、建物やお客様の要望に合った工法を選んで行われます。
弊社では、防水工事のプロフェッショナルが適切な工法で防水工事を行います。
これからアスファルト防水工事を検討している方は、弊社までご相談ください。