2021.11.13
ウレタン防水工事を行った後、水ぶくれのようなふくらみができてしまうことがあります。
なぜ、水ぶくれができてしまうのでしょうか?
ここでは、ウレタン防水の水ぶくれについて説明します。
▼ウレタン防水とは
ウレタン防水は、ポリイソシアネートを主成分とする主剤と、ポリオールを主成分とする硬化剤を撹拌して塗膜する防水法です。
防水工事にはいくつか種類がありますが、どれにするか迷ったらウレタン防水にすると間違いありません。
▼ウレタン防水で水ぶくれができる原因
ウレタン防水を施工後、防水材がふくれてしまう場合がありますが、考えられる原因を上げていきます。
■下地処理後の乾燥時間が短かった
防水工事は、汚れた下地をきれいにすることから始まります。
高圧洗浄で汚れを落とした後、下地が乾ききらないまま施工を進めてしまうと水ぶくれができる原因となります。
下地に含まれている水分がプライマーの下で蒸発し、水蒸気が塗膜を押し上げることが原因です。
湿度が高い日に防水工事を行う場合には、乾燥時間を長く取り、よく乾燥させてから施工を進めるようにしましょう。
■プライマーが濡れ色にならなかった
下地がプライマーを吸い込んでしまっている場合、濡れ色になりません。
その結果、プライマーの密着効果が得られず、水ぶくれが発生してしまいます。
下地が濡れ色になるまでプライマーを塗りましょう。
■規定量より多く塗った
防水効果を高めようと、規定量を超えて塗布した場合、乾燥が遅くなったり中が乾かず表面だけ乾いてしまったりします。
規定量を守って塗るようにしましょう。
▼まとめ
ウレタン防水で水ぶくれができてしまった場合、考えられる原因はいくつかあります。
水ぶくれができてしまったら、ふくれ部分をカットし補修工事が必要となってしまいます。
ウレタン防水を検討している方は、施工不良が起きないよう信頼できる業者に依頼しましょう。