2021.11.17
建物が劣化すると、外壁や屋根などにひび割れが生じてきます。
外壁などのひび割れを「クラック」と言いますが、なぜクラックができてしまうのでしょうか。
ここでは、クラックの原因について説明します。
▼クラックの発生原因
■乾燥
外壁材そのものが乾燥することによって、クラックが生じます。
また、塗膜が乾燥した場合もクラックが生じます。
■経年劣化
サイディングボードのつなぎめが経年劣化することにより、クラックが発生します。
また、サイディングボードを止める釘の止め方が良くない場合にもクラックの原因となります。
■地震による揺れ
自信の揺れによって外壁に力が加わった場合、その力に耐えきれずクラックが発生します。
コンクリートやモルタル自体も揺れに弱いですが、サイディングボードやタイルのつなぎ目も揺れによってクラックの原因となります。
■材料が馴染んでいない
モルタルを塗るときに、完全に乾いた後にもう一度塗ってしまうとクラックの減となります。
一度乾いてしまったモルタルは、重ね塗りをしたときに馴染まないからです。
また、馴染みの悪い複数の素材を使用した場合もクラックの原因となります。
▼クラックが生じたらどうなる?
クラックができたままにしておくと、雨水などが侵入しやすくなります。
また、外壁内部が腐り、白アリ被害の可能性もあるため、早めの対処が必要です。
▼まとめ
劣化や乾燥による外壁のクラックが生じた場合、外壁を塗り直すタイミングが来ているという合図です。
外壁塗装の施工不良によるクラックが生じないよう、信頼できる業者に依頼しましょう。