2021.11.25
建造物には必ず防水加工が施されています。
これは、建造物を雨水から守り、長持ちさせるためです。
防水加工はいくつか種類がありますが、その一つに「シート防水」があります。
ここでは、シート防水の手順について説明します。
▼シート防水の種類と手順
シート防水には、「塩ビシート防水」と「ゴムシート防水」があります。
それぞれの施工手順は以下の通りです。
■塩ビシート防水の手順
①下地処理として、接着を妨害する塵埃などを除去する
②下地がよく乾燥したらプライマーとモルタル樹脂を均一に塗る
③接着剤を下地面とシート裏面に均一に塗る
④ルーフィングシートにしわや空気が入らないように貼り付ける
⑤溶剤溶着か熱融着で接合部全てを溶着する
⑥最後に立ち上がり部を施工する
■ゴムシート防水の手順
①下地処理をする(塩ビ防水シートの場合と同じ)
②プライマーを下地に十分に塗る
③ルーフドレンや配管周りには増し張り用シートを取り付ける
④接着剤を塗り、十分乾燥させる
⑤ルーフィングシートを張り付け、ローラーで圧力をかける
⑦シートの接合部と立ち上がり部の処理を行う
⑧ムラができないよう仕上げ剤を塗る
▼シート防水を行う際の注意点
下地処理後や接着剤を塗った後は、乾燥時間を十分に取りましょう。
乾燥しきらないまま次の工程に進むと、施工不良につながります。
▼まとめ
シート防水は、施工のしやすさと、費用が安いため、防水加工の中でも人気の高い工事です。
シート防水を業者に依頼する際には、施工実績の多い信頼できる業者に依頼するようにしましょう。